春の足音
2025.02.12
花つづり その3
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ヒトリシズカ(一人静)
名前の由来は言わずと知れた源義経の愛妾であった「静御前」。
「静」の本職は白拍子という踊り子。
その静の亡霊と亡霊が乗り移った菜摘女の二人が舞台で踊るという「二人静」という能の舞がある。
それをとって名付けられた花が「フタリシズカ」
この「フタリシズカ」に似て、一株から一輪咲くので「ヒトリシズカ」
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この花を見ると決して美しいとはいえない。
しかも一人静というぐらいなので一輪だけ咲いているのかと思えば
群生して咲く。それは義経主従とそれを守る源氏の亡霊なのだそうだ。