羽幌町の自然情報 ※北海道海鳥センター
掲載日:2025.05.18
【羽幌町の自然情報】
数日前までは10℃前後の気温でしたが、急に20℃近くまで暖かくなり、急な気温の変化に驚いています。蕾だった植物も一気に咲き始め、ヒトリシズカやエゾオオサクラソウ、オオバキスミレが見頃です。
大きな葉っぱの中心に小さな花を咲かせるエンレイソウはほぼ終わり。今は大きな白い花を咲かせるオオバナノエンレイソウが中央防風林に一面に咲いていてとてもきれいです。
市街地からすこし離れた上羽幌側にはエゾエンゴサクやカタクリがまだ咲いていました。小さな沢だまりでは、エゾサンショウオの卵塊をたくさん見つけることができました。そろそろ孵化する時期でしょうか。
田んぼには水が入り、田植えが始まっています。今年はタカブシギの飛来数が例年よりも多く、町内の至る所で数十羽単位で入っていました。今はすっかり抜けてしまいましたが、4日間ほどタカブシギの群れを見ることができました。
その他には、セイタカシギ、ヒバリシギ、バン、シマアジが湖沼や田んぼで確認されています。
春のこの時期は目まぐるしく自然が変化しているので、毎日新しい発見があり自然散策がとても楽しいです。海鳥センターの生きもの情報パネルも日々更新していますので、遊びにいらした際はぜひ確認してみてください。
naomi